高齢者の転倒

介護職員絶対見て!要介護高齢者に最も多い転倒・転落事故原因まとめ

投稿日:2017年7月10日 更新日:

目次

徘徊もまとめてみたので読んでみてください

>>高齢者の【徘徊】についてまとめた記事はこちら。

僕は施設のケアマネジャーとして何度もの、何種類もの、転倒・転落事故を見てきた。毎日毎日見守りが足りん!でも頑張れよ!と、上からの叱咤激励。

僕は考える。一体どうしたら転倒・転落事故を防げるのかと。そう考えた時にどのようなことが原因で転倒転落するのか。

本当に見守りだけで防げるのか。僕の知る限り、まとめてみた。

因みに徘徊についてもまとめてみたので、見てみてください。

>>高齢者の【徘徊】についてまとめた記事はこちら。

高齢者【転倒事故】【転落事故】まとめ

僕が知っていることと、他事業所での転倒事故原因をまとめてみた。

 

夜間覚醒してトイレに行こうとしての転倒

高齢者は眠りから覚醒して、トイレに行こうとして、ベッドからトイレの導線上にて転倒が多い。

夜間の転倒の1位2位を争うぐらいの数字かもしれない。

夜間覚醒してのトイレ内での転倒

上のものとあえて分けた。トイレ内での転倒は、普段は自分でできているが、夜間の覚醒で意識がもうろうとしトイレで用は足せるが、その後にズボンを上げようとして力尽き転倒。

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夜間ベッドから降りようとしてのずり落ち

これも非常に多い。利用者の多くは自分ができると過信して、ナースコールを押さずに、自力で行こうとして、結局は転落、ずり落ちしてしまうケースが後を絶たない。

歩行障害のある高齢者の転倒

高齢者は足を高く上げながら歩行することが困難な方もいる。その中で、すくみ足や小刻み歩行、突進歩行などが多い。

(パーキンソン症状からくる場合が殆ど)

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歩行の種類

  • すくみ足:最初の1歩が出なく転ぶ。
  • 小刻み歩行:ちょこちょこすたすたと小刻みに歩く。
  • 突進歩行:目標が定まるとそれ向かって突き進む。

突進歩行は前のめりになって転倒するケースがほとんど。

ほんのちょっとの段差からの転倒

毎日元気で暮らしている高齢の方でも、たった5㎜の段差があったら転倒のリスクがある。

それ以下でももちろんあるが、その段差をいかに消して、ライフラインを整えることが重要である。

他の高齢者(入居者)とのトラブルで転倒

徘徊している高齢者は非常に転倒のリスクがある。転倒以外にも以外にも他の事故のリスクが非常に高い。

なぜなら、常に歩いており何かにつまずいて転倒も考えられるが、基本的には、誰かに押されたとか、口論して突き飛ばされての転倒事故が多い。

認知症からくる歩行障害

認知症にはいくつかの種類があるが、その中でも下記に挙げた3種のものだけで、8割以上の割合を持つ認知症を例に挙げてみた。

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アルツハイマー型認知症

最も多い認知症で女性に多い。最初の症状は軽くても2年3年5年かけて進行する。

その進行が急激に進んだ場合極端な変化が顕著に現れる。

その際にふらついたり、注意力散漫になって転倒する可能性が十二分にある。

脳血管型認知症

こちらは男性に多く脳血管型の場合は、脳梗塞や脳出血、脳塞栓からくる片麻痺や、半身麻痺、四肢麻痺などがあるが、下半身がしっかりしていなく過信してしまう高齢者は、転倒のリスクが非常に多い。

自分でできると思い込んでしまい介助されるのを待っていればいいのに、自分で動いてしまい、職員のスピーチロックの餌食に。

スピーチロック(認知症の種類とは無関係)

施設内でも「自分で動かないで!ちょっと待ってて!歩かないで!」などの職員の威勢のいい声が毎日のように聞こえてくる。活気あふれるいい施設と言えるだろうwwwww←え?

要は話や会話で抑制するって事である。認知症の人に「待て」と言って待ってくれたらどれだけ楽であろうか。全く意味がなく、返って不穏になるだけなのだが、残念なことにそれがわかっていない職員は少なくない。

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レビー小体型認知症

レビー小体型はパーキンソン病と同じような症状が出ることが多い認知症として知られているが、認知症全体の1割程度と非常に少なく、脳のMRIやCTを撮らないとわからない認知症。幻聴や幻覚も多い。

僕が見てきた中では、突進歩行と小刻み歩行が見られた高齢者が転倒していたのを見てきている。

びびる突進歩行(認知症の種類とは無関係)

突進歩行の時はびびった。「ふははははは!」と笑いながら僕のほうに突進してきて、怖くてよけたら後ろにいた入居者に衝突してしまい2人で転倒という、大惨事を招いてしまったことがある。注意が必要だ!

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薬による副作用の転倒

高齢者の実に8割9割以上の方が薬を服用している。僕の事業所の入居者は朝昼夕、眠前薬関係ないのであれば、全員服用している。例えば朝のみとか。

なぜか知らないが高齢者は下剤を好む。僕にはその気持ちがわからない。なぜなら便秘になったことがないからだ。

実際にあったこと

うちの事業所であったことだが、心身の状態が悪く、膝の状態も悪いので夜眠れないという入居者がいた。

眠前薬(睡眠導入剤)を主治医の指示で与薬して眠ってもらい、深夜に覚醒。トイレまでは行けたが力尽きて転倒。

続きは下の見出しで。

定説です(20年位前に流行った言葉w)

上の小見出しで話したことは、定説と言っていいのではないかと、思うくらいの転倒。転倒した本人曰く、意識がもうろうとしていたが、トイレが我慢できなかった、とのこと。

気持ちはわかるんだが、ナースコール押してくれと言いたい。

結局は救急車対応

結局失禁してしまい、ひざは骨折、救急車対応で日赤に入院。夜間の覚醒と薬の服用が絡む事故は、ほぼ定説に近い、当たり前の出来事となってきている。

これも定説、見守り不足からの転倒

何が何でも見守りという職員がいる。もしかしたら僕もその一人に入ってしまうかもしれない。

朝の申し送りでも、見守りして様子観察をお願いします。や、ケアプランでも、見守りして対応してまいります、という定説と思わせる、当たり前な文言。

確かに見守りは大事だが正直、見守りだけではまかなえない。

車椅子から立ち上がり転倒

職員の見守りがなってないと言われたらそれまでだが、基本立って歩いてしまう人は歩けるというか歩きたいんだと思う。

昨日一昨日と、うるさかったですよぉぉ~~ww

「立たないでね!!」それで立たないなら事故にならないですよね。

人員不足による転倒

これは転倒転落他、すべての根源でしょう、きっと。介護職員の数はこれからの社会、僕らが高齢者になるころまで続くと言われる介護需要。

その需要と供給のバランスが崩れてきて来ている。何が言いたいかというと、施設数に対して職員の数が絶対数足らないという事が言える。

いればいいという問題ではないが、職員が少ないがために起こりえる事故の中に転倒は含まれる。

人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか

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職員の介助中での転倒

職員は介護の何かしらの資格をもって働いている方が多い。だが、どんな技術を持っていても、入居者の「重さ」にはかなわないものがある。

体格のいい男性を介助すること

例えば、僕みたいな85kg近い大男を、かよわい女性職員が介助をスムーズにできるかと言ったらほぼ無理だ。

男だって腰を抜かす人もいるくらい大変なのである。

そして定説へ発展する

結局人手が足りなかったり、夜間は1人で対応を強いられる現場。対応中に職員と入居者2人で共倒れなんてことはよく聞く話である。

そうならないためにも、基本的には職員2人で介助を行うなどの対策は必須である。

定説とは転倒を指します。

介護の基本I 第3版 (新・介護福祉士養成講座)

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履物の種類が原因での転倒

例えばスリッパをはいている高齢者が滑って転倒、という話もまれに聞く。履物にも介護用品があるので、

検討してみるのもいいだろう。

床が濡れているために転倒

施設職員の仕事、業務の中に清掃がある。床掃除を濡れモップで拭いた際に水が多いと乾かずに滑って転倒もよく聞く話である。これは職員の完全なるミスもあるので注意が必要である。

また、廊下や入居者の居室は基本汚い。事実の話だが廊下で放尿放便なんて当たり前のようにあるのが介護施設。

だからという訳ではないが掃除は必須業務なので、モップ掛けの際は入居者の行動にも気を付けて行う必要がある。

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幻視や幻聴など不可解な行動言動をしたために転倒

本人には見えている何かを追って、テーブルにぶつかって転倒や何かが聞こえるので、その方に行っている途中に誰かとぶつかって転倒など認知症高齢者によくみられる行動で転倒することが実際にある。

壁に向かって歩き出し「あああ、みっちゃんがここにいる!!」と、壁の中に誰かいたのかと思わせるくらい何かが見えているらしい。

転落事故についてまとめてみた

転落と言っても介護でいう転落とは、ベッドから落ちた。や、車椅子から落ちたという意味です。

トランスがうまくいかなく職員が絡んでくる事故もある。

トランスとは、

医療介護現場で言うところの「トランスファー」とは、車椅子からベッドなど、さまざまなものへ自ら、または、介助によって乗り移る動作のことで、寝返り・起き上がり・立ち上がり・歩行などのADL(日常生活活動)動作のなかで「移乗動作」に分類されます。

リハビリ、介護の世界で言うトランスとはどういう意味ですか?失敗、ケガなどで... - Yahoo!知恵袋より引用。

ベッドや車いすからの移乗時に転落

転落事故の中でおそらく多いほうに分類される、ベッドから。車椅子、車椅子からベッドへの移乗。

その際人的ミスがあったりするものもあるが、基本的には高齢者、入居者が単独での事故が多い。

やはり夜間に多い転落事故

夜間に多い理由として先に転倒のところで挙げた中途覚醒によるトイレに行こうとしての自らのトランスミス。

だからナースコールを押してねと言ってもわかってくれる方もいればそうでもない方もいる。

入浴時浴槽からの移乗時に浴槽から転落

入浴の事故はほかにもありますが、ここでは転落事故という事で浴槽からのトランス時に転落する人的ミスが絡んだり、入浴用のチェアーからずり落ちるように転落してしまう方もいるので、入浴時には特に細心の注意を払わなければならない。

立位時にフットレストに足を置いてしまっての転落と転倒

基本的に車椅子を使用している方はフットレストに足を置いて過ごすのが普通。だが、それを無視して立ち上がろうとするのが高齢の入居者様。

車椅子ごと倒れたことが1度だけあって、その入居者は顔面にあざのようなものを作ってしまわれました。

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転倒・転落事故まとめ

>>高齢者の【徘徊】についてまとめた記事はこちら。

認知症の高齢者は個人個人でタイプも違ければ状態も違う。

また転倒や転落事故は高齢者だけではなく、その方を取り巻く環境が大きく左右してくると僕は思う。

>>介護が必要なお年寄りに言われた一言!ありがとうは魔法の言葉だった!の続きを読む

利用者、入居者に対して接遇の問題やコミュニケーションの問題、たくさんある中で、何を重点的に考えるかを事業所内で決めていければ理想。

だが介護には過酷な業務、責任の割には低賃金という課題が残っているままでは接遇や対応もよくならないと現場にいて痛感する。

今回は転倒や転落事故をメインにまとめてみたが、他の事故も後日まとめてみたいと考えます。待遇面では国の決めたことに則っての給与。

今よりも上がることを祈りましょう。

>>続きは高齢者の【徘徊】についてです。


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